waktak ネーミング・コンセプトメッセージ制作
waktak - 2023.05
- ネーミング
- コピーライティング
- 横田孝優
waktak
笑顔を咲かせる、家庭の味。
おいしい食べ物が簡単に手に入る時代。
私たちが料理をする理由は、なんだろう。
それはきっと誰かが喜んでくれるから。
家族、友達、恋人、そして自分自身。
真心を込めた料理は、
たいせつな人へのプレゼントなのだと思います。
誰かを思ってつくる食事は、
世界中のどんな料理もかなわない、
やさしい家庭の味。
心にひかりを灯してくれます。
おいしい料理は、笑顔のもと。
体に良い料理は、健康のもと。
たいせつな人を、たいせつにする。
そんなやさしい家庭の味を、
たくさんの人に伝えていきます。
キムチや梅干しのオンライン販売「ひかり畑」、料理教室「Hikari's Hansik」、キッチンカー(韓国食堂マッチョ)などの活動を展開してきた、ひかりさんと高松さんご夫婦。さらに広がる展望を形にするために法人化をするタイミングで、新たなネーミングとコンセプト制作のご依頼をいただきました。
ひかりさんが目指すのは、世界中の人々、そして子どもたちに料理の素晴らしさを伝える“隣のおばちゃん”になること。食や料理への想いをうかがう中で、「現代において、家庭の味とはどういう意味を持つのか」をあらためて掘り下げてみることにしました。
Amazonのレシピ本ランキングを見ると、そこに並ぶのは「ずぼらめし」「やせめし」といったタイトル。人々が料理に「簡単」「ダイエット」といった要素を求めていることが見えてきます。また、ライフスタイルの多様化により本来の意味での「家庭の味」は失われていく流れにあるようにも思えます。
しかし、私たちの中には「家庭の味を懐かしく思う心」が変わらずに存在し続けるようにも思えます。家庭の味とは一体何なのでしょうか。
ひかりさんたちは自分たちの食事の様子をInstagramやYouTubeで発信しているのですが、その映像を見ると自分も食卓に同席しているような疑似体験を味わうことができます。ここで表現されている「大切な人を思って作った料理を、一緒に食べること」こそが、ひかりさんたちが伝えている「家庭の味」の意味なのではないかと考えました。
そこで新社名となるネーミングには「ワクワクする食卓・輪を作る食卓」から発想した「waktak(ワクタク)」を考案。
コンセプトでは、簡単においしいものが手に入る時代になぜ私たちは料理をするのか、を問いかけるようなメッセージとしました。
SNSを通じて世界中にファンを増やしているひかりさんと高松さん。どんどん広がるwaktakの輪を後押しする仕事に関われて、とても光栄でした。
課題
- 本当の意味での「家庭の味」は失われつつある(ライフスタイルの多様化)
- 一方で私たちの中には、家庭の味を懐かしく思う心が変わらずに存在する
プラン
「家庭の味」の価値に再び光を当て、新たな意味を提案する