江口屋 企業ロゴリニューアル
江口屋 - 2021.08
- コピーライティング
- ブランディング
- その他のサムシング
- 横田孝優
農業ハウスなら
江口屋
農業用ハウス(ビニールハウス)の設計・製造、農業資材の販売などの事業を展開する「江口屋」。2021年の会社設立70周年を記念した企業ロゴのリニューアルプロジェクトを担当しました。
アートディレクションとデザインは、ものづくり企業が集まる新潟県三条市を拠点に活躍するNISHIMURA DESIGN[ ]の西村隆行氏に依頼しました。
江口屋の主力商品は「農業用ハウス」。通常骨組みに使われるものよりも太いパイプを加工できる機械を活用することで、積雪や強風に負けない頑丈なハウスを作ることができます。
まずロゴのコンセプトを言語化するために、本間社長へのヒアリングを実施。今後のビジョンとして「新潟の農業の発展を支え、日本の食を豊かにしたい」「倉庫や車庫など、農業用以外のビニールハウスの可能性を追求したい」といった方向性が見えてきました。
一方でいくつかの課題も明らかになりました。農業資材はJAを中間に挟んで農家へと販売されるため、江口屋も農業資材を扱う企業の中に埋もれてしまい、「農業用ハウスに強い江口屋」という最大の強みが十分に伝わっていないのでは?という点です。
そこで、ビニールハウスを農業資材の商品群のひとつではなく、ジャンルとして確立させる方法を提案。さらに「農業用ハウス→農業ハウス」と名称を呼びやすくマイナーチェンジさせ、新しいロゴマークには『農業ハウスなら江口屋』というコピーを組み合わせて訴求することにしました。
デザインは、農業ハウスのシルエットから制作。次世代を担う若手農家たちを応援するブランドを目指し、スポーツブランドのようなシンプルな存在感を表現しました。上部のオレンジ色は日光とエネルギーをイメージし、白い背景と中心の白いラインは江口屋の「E」を描いています。
また、70周年の決意と新しいロゴに込めた思いを従業員に伝えるメッセージ文も制作しました(社内のみで公開)。
課題
- 農家には「農業用ハウスに強い江口屋」というイメージが十分に伝わっていないのでは?
- 数ある農業資材の会社の中に埋もれてしまっている可能性も
プラン
「農業ハウスなら江口屋」というフレーズを新しいロゴと組み合わせ、ジャンルの確立を図る