三条市認定名水「山と雪のうるおい」ネーミング
新潟県三条市 - 2023
- ネーミング
- 横田孝優
山と雪のうるおい
新潟県三条市が販売するナチュラルウォーターのネーミング。それまで「千年悠水」という名称で親しまれてきましたが、発売20周年を機にネーミングとパッケージをリニューアルをしました。
名峰・守門岳のふもとで採取された天然水。市民の知名度は高く、長年にわたって親しまれてきた商品です。発売から20年が経ち、ミネラルウォーターを取り巻く環境は激変。国内の一人あたりの消費量は2005年〜2022年の15年間で2倍以上に増えています(一般社団法人日本ミネラルウォーター協会調べ)。
市場が拡大してライバル商品が増えた中、新しいネーミングが果たすべき役割は、この商品の明確な立ち位置を発信することだと考えました。
ものづくりの地域として近年、国内外から注目度が高まっている三条市。地域の魅力と商品を結びつければ、相乗効果によってブランド価値を高めていくことができます。
そこで、まずは「三条市認定名水」というショルダーコピーを開発。市のオフィシャル商品としての優位性を言語化しました。
守門岳で採取されることから「山」、天然水の源であり新潟らしさも感じられる「雪」を組み合わせ、大自然の恵みであることを「うるおい」という柔らかな印象の言葉で表現。「三条市認定名水 山と雪のうるおい」という名称が誕生しました。
リニューアル後の売れ行きも好調で、1年間で2倍近い本数を販売しているそうです。
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/467686