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灯りの食邸KOKAJIYA - 2023.11

  • コピーライティング
  • ブランディング
  • 横田孝優

風土を知るほど、
食は自由になる。

にしかんの文化と風土を
食体験に込めて。

KOKAJIYAは、新潟県新潟市の温泉街「岩室温泉」の一角にあります。

日本最長の信濃川、そして霊峰・弥彦山と角田山に囲まれ、さらには日本海もほど近い風光明媚な土地。
新潟市の最西部、岩室温泉を含む一帯のエリアを、私たちは親しみを込めて"にしかん"と呼びます。

魅せられたのは、この土地が持つ食材と文化の豊かさ。
農作物、ジビエ、海産物など、さまざまな食材を育む多様な地形、冬には新潟らしい広大な田んぼが餌場となり、鴨たちが渡っていきます。
恵まれた山の水脈は酒造りを支え、酒蔵やワイナリーも立ち並び、この土地の食体験をより奥深いものにしてくれます。
隣接する燕三条地域は金属加工のメッカ。
良質な食器やカトラリーが、私たちの料理を後押ししてくれます。

にしかんの文化と風土によって紡がれた、KOKAJIYAにしかない食体験をどうぞご堪能ください。

2023年に10周年を迎えた灯りの食邸KOKAJIYA。

岩室温泉街を中心にした地域に根ざした事業は、多店舗展開、一棟貸しの宿の運営、空き家の利活用など、飲食店の枠を超えて広がり続けてきました。

人々がこの地域へと集まってくるともし火のような存在になりたいという理念を込めた「灯りの食邸」というフレーズ開発にザツダンが関わったご縁から、10周年という記念すべきタイミングでのサイト更新のコピー開発をふたたびご依頼いただきました。

KOKAJIYAについて改めて掘り下げる中で、言葉に込めたい意志として浮かび上がってきたのが、飲食店としての立ち位置。会社としての事業が広がっていく中でも、KOKAJIYAとしてはレストランやオーベルジュとしてのアイデンティティを大切にしていきたいというのが、熊倉オーナーの想いでした。

実際にKOKAJIYAで食事をさせていただき、まずその進化に驚きました。イタリアンを起点にしながらも、料理のカテゴリーを縦横無尽に飛び越えながら、なおかつ地域の食文化の文脈が織り込まれた一品一品。10年前よりも風土への解像度が上がっているのに、そこに捕らわれるではなく、むしろ自由になっているという不思議な両立。この奇跡的なバランスを言語化したいと考えました。

風土を知るほど、食は自由になる。

味覚は極めて個人的な感覚なため、特に言葉にする難しさを感じる分野ですが、KOKAJIYAの現在地を丁寧に観察することで、ふさわしいコピーへと昇華させることができたのではないかと思います。

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