樹木葬「五萌-いつも-」「えとせ-笑歳-」ネーミング・コンセプトメッセージ
林正寺 - 2024
- ネーミング
- コピーライティング
- 鵜野梨奈
- 横田孝優
五萌・えとせ
想いはひとつじゃないから。
ありがとうも、さよならも。
人の数だけ生き方があり、
見送る心もまた、十人十色。
林正寺はいろいろな想いに寄り添う
2種の樹木葬で
永代にわたって供養いたします。
新潟市南区にある林正寺。宗派や檀家にこだわらず、誰でもいつでも気兼ねなく足を運べる「生きているお寺」を目指す寺院です。お寺カフェや花まつりなど、様々なイベントや企画も積極的に実施し、開かれた場作りに取り組んでいます。
昨今、お墓や供養へのニーズは多様化。さまざまな調査を紐解いていくと、「供養を負担と感じる潜在意識(残されたものに負担をかけたくない)」という思いと、「それでも大切にしたい気持ちは変わらない」という思いの葛藤が浮き彫りになりました。
林正寺が2種類の樹木葬をつくったのも、そういった様々な声に応えるため。家族やパートナー、友人と、そして一人でも、と自分らしいスタイルを選ぶことができる「五萌-いつも-」。そして、大切な方とはもちろん、愛するペットともに入ることができる「えとせ-笑歳-」。このふたつのネーミングによって、林正寺の想いを表現しました。
「五萌-いつも-」は、娯楽浄土にある蓮池を模した五つの円柱からデザインされ、その周囲が春夏秋冬を通して青々と萌えるセダムによって彩られていることにちなみました。また、「いつも自分らしくいたい」という想いに応えるとともに、「いつでもお墓参りに来てほしい」というメッセージも込めています。
「えとせ-笑歳-」は、お墓を包むセダムの花言葉「枯れることのない愛」から発想し、失った悲しみだけではなく、ともに過ごした楽しい日々や、積み重ねてきた笑顔の歳月を想い出す場になってほしいという願いを込めました。また、音の響きはラテン語のエトセトラ(et cetera)に由来し、さまざまな心に寄り添いたい、供養にまつわる諸々を安心して任せてほしい、という林正寺の想いを表しています。
「五萌-いつも-」「えとせ-笑歳-」と、主表記を漢字とひらがなで入れ替えたのは、それぞれの樹木葬のイメージを文体でも表現しつつ、それぞれを区別しやすくするためです。
「五萌-いつも-」「えとせ-笑歳-」への注目度は高く、申し込みや問い合わせも順調に寄せられているとのことです。