イロトリドリ ジャンル名開発・コピーライティング
ゆめのき学園 - 2021.06
- ネーミング
- コピーライティング
- ブランディング
- その他のサムシング
- 横田孝優
こどもおとな基地
こどもも、おとなも、じぶん色。
イロトリドリは、みんなが主役。
おとながこどもを育てるのではなくて、
同じ時間を過ごし、関わり合って、
こどもも、おとなも、みんなで育て合い、育ち合う。
ここには多様な経験がある。
あそびとまなびが境い目なくまじりあっている。
「何かを得るために」という目的よりも、
経験をまるごと吸収してみて、
その先に生まれる何かを大切にする。
「そだち」とは本来、自由でたくましいものだから。
みんな、じぶんの色で、イロトリドリでいられますように。
保育や教育にまつわる幅広い事業を展開する新潟市西区の「ゆめのき学園」。運営施設のひとつである「イロトリドリ」のコピーを作りました。
イロトリドリは、お家でも学校でも学童でも習い事でもない、新しい居場所。主に小学生たちが放課後を過ごす場所ですが、「生きる力」を育むことをテーマに活動しています。やりたいことをとことん突き詰めたり、様々なコンテンツを通じて新しい体験に出会ったり。一方で、気分が乗らない時は何もしなくてもいい。みんなが自然体でいられることを目指しています。
代表の羽賀さんから最初にいただいたのは「イロトリドリのために新しいジャンルを作ってほしい」というご依頼でした。大枠だけを見ると学童保育のカテゴリーと考えられがちですが、「今までにない新しい場所にしたい」という強い意思がそこにはありました。
イロトリドリの個性は何か。まだスタッフのみなさんも漠然としか掴めていない部分を明確にするために、まずはワークショップを実施。カスタマージャーニーの手法を使いながら、どんな子供や保護者にイロトリドリを知ってもらいたいのかを掘り下げていきました。
そこで分かったのが、イロトリドリは決して子供だけの場所ではないということ。関わる保護者や地域の大人たちも参加できる「育ち合いの場」にしたいという思いでした。
言語化する上で最初に設定した単語は「基地」。家ではないけど、帰る場所であり、集まる場所でもある。さらには遊びも学びも詰まったワクワクの宝庫でもある。そんなイメージを込めています。そして「こども」「おとな」という単語を組み合わせることで、イロトリドリの理念を表現しています。
キャッチコピーは「イロトリドリ」の名称を掘り下げ、「じぶん色」をキーワードに。自然体で過ごしながら、育ち合える場所であることを表現しました。
課題
- 学童保育とは異なる新しい場所として発信したい
- 始まったばかりの事業なので、スタッフ自身もイロトリドリの個性をまだ掴みきれていない
プラン
スタッフ参加型のワークショップを実施。目指す方向性をみんなで言語化した上でコピーを開発