はちみつ草野 コンセプト・コピーライティング
はちみつ草野 - 2016.06
- コピーライティング
- ブランディング
- 横田孝優
いのち、
しぜん、
めぐる。
はちみつには、使命があります。
もしミツバチがいなくなったら、
人類は4年しか生きられない。
そんな説があります。
地球上に生息する多くの植物にとって
受粉に欠かせないのがミツバチという存在。
彼らがいなくなったとしたら、
人間は野菜や果物のほとんどを
口にできなくなってしまいます。
花から花へ飛び、甘い蜜と一緒に、いのちを運ぶ。
ミツバチと生きることは、
未来を考えることでもあります。
新潟市西蒲区で養蜂を営む草野竜也さんのブランディングプロジェクト。おじいさんが半分趣味でハチを飼っていたことをきっかけに草野さんは養蜂の道に進みます。
養蜂の目的は、はちみつを採取することに留まりません。ハチはさまざまな植物の受粉を仲介する存在であり、彼らがいなければ野菜や果物の多くが実を結べなくなってしまいます。ハチが絶滅すれば、人類は4年しか持たないという説もあるほど。ハチの世話をすること、ハチとともに生きることは、人間をはじめとする生き物たちの命を未来につなぐことでもあるのです。
草野さんが養蜂に対して抱く使命や想いを、やわらかく誠実な言葉で伝えられるように心がけてコピーを作成。「はちみつを買って味わう=養蜂家を応援する=命の営みを未来へつなぐ」という流れを描き、たくさんの人々にはちみつ草野のファンになってもらうことをめざしました。
はちみつ草野の取り組みは地元に限らず、都市部からの注目度も高まっています。首都圏のレストランなどでも草野さんのはちみつが使われています。
課題
- 国産はちみつの希少化。どこに付加価値を見出すか。
- 数が減少しているミツバチ。実は人類全体の問題でもあることを知らせたい。
プラン
「はちみつを買って味わう=養蜂家を応援する=命の営みを未来へつなぐ」という図式を描き、はちみつ草野の取り組み全体のファンになってもらう