ごまうふふ ネーミング・コンセプト
石本商店 - 2018.03
- ネーミング
- コピーライティング
- ブランディング
- 横田孝優
ごまうふふ
えがおのごまどうふ
ごま、くず、砂糖。
50年以上それだけの材料で、
心をこめて作ってきた、ごまどうふです。
やさしい甘さと香ばしさ。
体にいいごまがたっぷり。
おやつの時間にスプーンで食べてみて。
思わず「うふふ」と笑顔になるよ。
依頼をくださった大島さんのおじいさんが、50年以上、来る日も来る日も作り続けてきたごまどうふ。幼少の頃から慣れ親しんだその味をたくさんの人に知ってもらいたいという思いで、大島さんは仕事を辞めてごまどうふを受け継ぐ決心をしました。
ごまどうふというと、精進料理のイメージが強く、地味で古くさい印象だったのですが(すみません)、石本商店のごまどうふを食べてみると、香ばしさと甘味の調和がすばらしく、華やかなスイーツの印象さえ感じるおいしさでした。子どものおやつにもピッタリで、うちの3人兄妹にも出してみると競い合うように食べてあっという間になくなってしまいました。
「子どもたちに楽しんでもらいたい」という大島さんの思いを受け止め、ブランディングの方向性を「親子で楽しめるごまどうふ」と設定。「ごまどうふ」をどこか連想させながら「ごまどうふ」の従来のイメージから離れる、という相反する要素をあわせもつネーミングを考案。みんなが笑顔になるおやつの時間をイメージしながら、コンセプトを制作しました。
同じくおじいちゃんが作っていたくるみどうふから生まれた「くるみうふふ」、黒ごまのごまうふふなど、ファミリーは増殖中。イベントに出店するとあっという間に完売するなど、従来のごまどうふとは全く違ったイメージ作りに成功しています。
デザイン:あだち あさみ(siroionaka design office)
課題
- 「ごまどうふ」の地味で古くさいイメージの払拭
- 「小さな子どもたち」への効果的なアプローチ
プラン
「ごまどうふ」をどこか連想させながら、「ごまどうふ」の従来のイメージから離れた、大人から子どもまで口に出しやすいネーミング