FACTARIUM（ファクタリウム） ネーミング・コンセプト制作
つばめいと - 2020.10
- ネーミング
- コピーライティング
- 横田孝優
ＦＡＣＴＡＲＩＵＭ
技術を探す。パートナーに出会う。
江戸時代から始まった和釘づくりをルーツに、
金属加工技術で発展してきた新潟県燕市。
その大きな特徴が、
町全体がひとつの工場のように動いていること。
分業による製品づくりで各企業が個々の技術を磨き上げ、
唯一無二の技術集積地へと発展してきました。
鍛造、精密板金、研磨、溶接、表面処理など、
無数の技術が今このときも進化を続けています。
「FACTARIUM」は、金属加工技術を集めた
ビジネスマッチングサイト。
求める技術が見つかるのはもちろん、
燕の産業に精通したコンシェルジュが
希望に合わせた企業や技術者をご紹介することも可能。
技術を探すだけでなく、
ともに歩むパートナーと出会うマッチングの場として。
「FACTARIUM」があなたのビジネスをサポートします。
コロナ禍で各地の展示会や商談会の中止になり、窮地に立たされた燕市の産業を支えるために地元の有志たちが立ち上げたプロジェクト。ネーミングとコンセプト制作を担当しました。
プロジェクトでは、燕市に拠点を持つ金属加工の企業を紹介するサイトを制作。製造風景とインタビューで構成される動画で、技術レベルの高さとその可能性をPRします。サイト名にもなっている「FACTARIUM」は、工場の「FACTORY」と、特定の物事が保管される場所を意味する「-arium」（アクアリウム、プラネタリムなど）を組み合わせた造語。技術と製品を展示するだけでなく、地域の歩みを記していくアーカイブとしての役割も見据えたネーミングとしました。
さらに「金属加工のビジネスマッチングサイト」というショルダーコピー（肩というより足元に配置されていますが…）を加えることで、技術紹介に留まらないサイトの役割を明確に宣言しています。
課題
- 単なる企業紹介サイトではなく、ビジネスマッチングの場として発信する
- 地元企業の情報を集積することで、地域の歩みを記すアーカイブへと発展させたい
プラン
WEB上の見本市＋技術の博物館というふたつの側面を、「FACTORY（工場）」＋「-arium（保管する場所）」という造語で表現
